kamaboko

グリーンブックのkamabokoのネタバレレビュー・内容・結末

グリーンブック(2018年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

トニーの突き放すでも寄り添うでもない粗雑な優しさが心に染み渡ってドクと一緒に泣いちゃった
ハードボイルド過ぎるとこはあるけど一途やしちょっとアホやし超イイ男ですね。

鳥の骨投げ捨てるとこはもうスタオベ
ドクの笑顔がまぶしいかわいい
どさくさに紛れてゴミ投げて取りに戻らされるの狂おしいほど好き
ちゃんということきいてえらい
骨はね、自然に還りますものね

生い立ちでどうのこうの世界に決めつけられるってほんま不憫やしこればかりはどうしようもないけど、なくならんって言い切れるくらい根強いし、その中で品行方正に我慢強く生きるドクが誰よりも強くて脆くて美しいし最後は誇りを貫いたのも最高にイカしてるし
何よりもこうして物語として語り継がれてるところに答えが出とる!
そして最後の警察のおっちゃんみたいに、決して悪いことばかりではないと、人生をみせつけられた感じがしてとても震えました。

そしてやはり、日本人でよかったと、思いました!ワイはこんな強く逞しくは生きれん!
できあがった土壌で、もう既に咲き、静かに散りたい。
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