ホリ

ある日本の絵描き少年のホリのレビュー・感想・評価

ある日本の絵描き少年(2018年製作の映画)
4.6
あの頃の自分をふと思い出し、泣いてしまうような作品だった。
無気力になった自分を変えてくれるのは、きっと自分自身の力ではなくて、『青春』とも言える、後先考えずにがむしゃらに何かに向かっていたことを共有していた仲間なのかもしれない。
偶然、学生時代に『絵描き仲間』として知り合った彼が、大人になった今も何かを描き続けている…形に残していることは、無気力になった彼にとって、本当に運が良かったこと。良いタイミングで出会えたとしか言いようがない。
『努力が報われることは、自分自身の力ではなく、その環境のおかげなんだ』と最近強く思い始めていたが、それを改めて、強く感じさせてくれる作品だった。

そして、久々に白黒が美しい作品と思える作品と出会えた。
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