シェイクスピア劇と言えば膨大なセリフ量。シャワーのように降り注ぐ言葉たちに圧倒されて“難しそう”と感じてしまってひるみがちです。
幸いにも黒澤明の『乱』を観ていて概要はわかってるつもりだったので挑戦。というよりキャストが豪華だったので観ました。
リア王がアンソニー・ホプキンス、長女がエマ・トンプソン、次女がエミリー・ワトソン、三女がフローレンス・ピュー、と実力派俳優がゾロゾロ。
舞台は現代のロンドン(軍事化が進んでいる架空の時代設定)に置き換えていますが、セリフはシェイクスピア劇そのままみたい。YouがThouとかTheeになるやつ…。
アンソニー・ホプキンスが感情がたかぶったときのセリフ回しと表情に圧倒されました。…でもそれだけだったかも。BBCのテレビドラマということもあり、おもしろ映画一本観たときのような満足度はなかったなー。