いざわ

ジョーカーのいざわのネタバレレビュー・内容・結末

ジョーカー(2019年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

映画館に何回か行きました。
稀に観るレベルの傑作。「ジョーカーは世間的には弱者だった」とか、「弱者による武力蜂起」とかはたしかに一面としてあると思うし、そういう意味で世界での貧困格差がこれだけ拡大してる時代背景を味方につけた作品だとも思う。けど!もう!この作品の最大の魅力はストーリー構成にありません? ラスト、「面白いジョークを思いついたんだ」「きっと分からないさ」ってあのシーンが入ることで、ここまでの「社会的弱者だったアーサーによる、歪んでいるけれども共感出来る武力蜂起」がぜんぶ「ジョーク」であり台無しになる。そこで観客は彼が「あの」ジョーカーだったことを思い出す。
音楽、ホアキンの演技、色々めちゃくちゃ良かったけど、それを総括するストーリーめちゃくちゃ好きでした。文句なしの★5です。
いざわ

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