neroli

ジョーカーのneroliのネタバレレビュー・内容・結末

ジョーカー(2019年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

トッド・フィリップス監督の
アメリカの社会格差を風刺する作品🎬
 
主役のアーサー・フレックスが、悪役の「ジョーカー」へ変遷して行く過程が描かれています。
 
精神科医としての視点としては、妄想型統合失調症が悪化していっている過程とも捉えられます…
 
「発作的に笑い出してしまう病気」は、『空笑(くうしょう)』という症状の可能性。
 
 
地下鉄の中でのエリート3人射殺事件、画像的にはピエロメイクのアーサーが、エリート3人から暴行を受けているが…。
 
アーサー自身の「被害妄想」も絡んでいる可能性があり…。
 
どこまでが妄想で、どこまでが現実かわからない。
私自身も混乱した状態に陥りました(汗)
 
地下鉄の中でのエリート3人射殺事件が、偶然、『貧困層から富裕層への復讐』と報道される中…。
 
貧困層がピエロのメイクやお面でデモを行います。

アーサーは自らの血で口元のメイクを
「グラスゴースマイル(口の裂けた顔)」に変化させ、悪役『ジョーカー』へ(汗)
 
悪役のヒーローとなったのでした!!!
 
暴力的なシーンが多いので、私的にはあまり好きではなかったのですが、
アメリカの社会的な問題を精神疾患と絡ませ、うまくできた作品だと感心しました!!!
 
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