サラダバー

ジョーカーのサラダバーのレビュー・感想・評価

ジョーカー(2019年製作の映画)
4.8
200917 再試聴。
人間が一番惨めな瞬間って「誰かを笑わせようと思ってるのに笑われていた」と言う時かもしれない。それって太宰治の人間失格にも描かれていて、ハリウッド映画と日本文学の意外な共通点を見たような気がした。

犯罪はその人間が「悪い」から行われるっていうより、ほとんどはその人間が「弱い」から行われるんじゃないかと思っている。

そして、その弱さは家庭環境とか経済的な問題から生まれるものと思うけど、その過程をしっかり2時間見れるだけでもこの映画は良かったなぁ。。。

あと、ホアキンフェニックスがまさに怪演。もう字幕を見てなくても表情だけである程度台詞が理解出来ちゃうぐらい。それぐらいの怪演。あっぱれ!!

内容も途中黒人女性との関係性だけが「ん??」ってなってたけど、そこも物語の根幹に関わる部分と上手く絡めて描いてた!!

最高!!
今のところ今年NO.1!!

#JOKER