このレビューはネタバレを含みます
これが一人語りで、ディリュージョンであるということ?
なのかな?
っていうのがミソなんだなーと。
身体に刻まれているものが語るものと、僕らが見せられた物語と全く違うこともないし全く同じこともない。でもそれって実は僕ら皆そうでっていう話。厳しい現実とは言うものの、現実というのも実は僕らが観て判断を下している世界であって。
タクシードライバーのようにある意味衝動的にやったことで(一部の)ヒーローとなってしまうっていう展開も好き。
どうやってもヴィランであるため肩入れして見せてはいけないっていう配慮も感じられた。アーサーがやることに対して観てる間はよくやったとも酷いとも思わなかったのだけどそれって作るのすごい大変な気がする。
ブルースコウモリよりも前にアレのがトラウマになれへんかね。
あの気持ち悪い踊りが綺麗だった。人の中のリズムがまんま出ていて、それを人前でさらにはカメラに収めるのはすげー。