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ジョーカーのdollyのレビュー・感想・評価

ジョーカー(2019年製作の映画)
5.0
大昔のバットマンシリーズから、リドリー、ペンギン、ミスキャットetc,と多くのヴィランがいるが、何といってもバットマンの永遠の宿敵は「ジョーカー」。この名前を聞いただけでも1960年代から幾度となく煮え湯を飲まされてきた口惜しさが思い出されるわ。www
そしてジョーカーは今日まで数多くの俳優が演じてきたが、今回のホアキン・フェニックスってどうなのよと劇場へいそいそと・・・
いやこれは参った。何という衝撃と感動なんだろう。
これがあの狂気のピエロ「ジョーカー」の誕生秘話だったのかと・・・
幼少期から虐待された不運な男がこの世の理不尽・裏切りなどによって極度に変質していくさまは痛々しくて見ていられない。病気のせいでもある突発性の笑いが更に映像をグロくしていく。(昔から笑っていたのが判明したよ)
この映画、最後まで観た者に殺傷することの正当性を訴える効果があるように思えるから怖い。
自分もこのジョーカーを擁護する一面を感じてしまったぐらいである。
そしてファンとしては、あの一場面(ウェイン家の惨劇)で頭を殴られたかのような衝撃があるのです。この瞬間だったのかと。
この映画は、自分にとって近年観た作品の中でもトップ級の評価を与えてしまうほどのすばらしさでした。まだ余韻が残ってます。www
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