このレビューはネタバレを含みます
何者かでありたい、誰かから認められたい、人に愛されたい、アメコミのヴィランは往々にしてそういったものが発露して生まれる。
今回はそれを深くしかしそんな簡単ものとしてでもなく描かれていた。
浅薄で稚拙な表現ではあるかもしれないが、国や社会の情勢の違いこそあれど誰でもジョーカーになってしまう可能性はあるわけで。
観ている間胃が痛かったし観終わった後はずっとモヤモヤしていた。
考え始めるとキリがない。
輪をかけて浅い言葉ではあるが本当に考えさせられた。
ちなみに最後の市民からジョーカーが崇められるシーンでなぜか今年観たハリウッドゴジラ2のラストのゴジラが王として認められたシーンを想起してしまった笑