このレビューはネタバレを含みます
観てる時より、観終わった後に面白かったという実感がじわじわ来た。傑作だと思う。辛いけど。
アーサーのギャグ線が皆とずれてるところ悲しいな。病院で愉快に踊って拳銃落とす→シーーッ...。のくだりが1番笑えたもん。
途中、隣人ソフィーとの衝撃の事実が分かるシーンで、アーサー自身の語りが虚構混じりと判明し、信頼できないと分かってから何重にも考察できる構造に。
本当に彼はソフィーや最後に出てくるカウンセラーを殺したのか?
俺は、実は殺してないと思ってる。
最後の血の足跡は、彼が真にジョーカーとなった彼自身の足跡→ジョーカーとして生きて行く。なんじゃないかな〜と考察してる。
ただ、ジョーカーは将来ブルース・ウェインことバットマンと対峙することになるだろうが、年齢差が離れ過ぎてる事から、バットマンと対峙するジョーカーはアーサーを模倣した別の存在って説が凄くしっくり来る。それは両親を殺したマスクのアイツかもしれないな。
ここ最近ダントツで観た人の考察や感想が気になる映画。解釈の違いや色んな考えが知れて話したくなるな。
ホアキン・フェニックスの演技はマジで圧巻。彼の演技を見るだけでも価値ある。