所謂「イケメン若手俳優の青春スポ根映画」である。すっごい良かった。普段あまり見ない種の作品だが、やっぱり映画は新しい出会いをくれる。応援って誰かの背中を押すこと！
王道のストーリー。テンプレなキャラ設定だが、珍しく恋愛要素が一切無い。あくまで仲間との話であり、自分の為にチアをやる。自分の理由の為に頑張る主人公たち。久々胸が熱くなる体験をした。
こういう映画、増えるといいな。想いを届けるのが片想いの女の子だけじゃなく。頑張ってる大好きなお姉ちゃんでもいいのだから。
朝井リョウの毒を期待すると物足りず。尺の問題で説明的だったり各キャラが深堀りされてないとか。ままチラホラありますが。1号ライダーと2号ライダーの関係程に濃厚な、数々のシーン達を見れたので充分だ。良いよね、唯一の友愛って。等身大の俳優達が全力で挑んでるからこそ生まれる作品の雰囲気ってあると思う。この場合の青臭いって誉め言葉だ。
横浜流星の役があまりに無垢で。こんな天使みたいな男の子っているのだろうか…？と思いながら見ていた。柔道一筋なお姉ちゃんのこと大好きな弟の横浜流星…。
真っ赤な夕陽を背にメンバーを鼓舞する中尾暢樹の決めポーズが、あんまりにビシィっと美しくて力強くて、惹き付ける魅力があって。これが1年間センターはってきた戦隊レッドの実力かと感動するほど。中尾暢樹と横浜流星の自転車二人乗り。こんなに美しい自転車二人乗りの画を私は見たことが無い。
