日本アニメ界で一人声優を挙げるとすれば、私は能登麻美子さんを挙げると思う。
それぐらい好きな声質と表現が聴けるので、地獄少女は全て観た。
アイのASMRが有れば、エンドレスで聴いていたいし、地獄に送られたい。
いや、地獄はやっぱり勘弁して下さい。
基本1話完結なので、どこから観ても良いアニメだった。
三藁のキャスティングは良かった。
特に麿赤兒さんはほぼ素顔でドンピシャでした。
ビジュアル系魔鬼のキャラクターはカリスマ性を出す為の人物描写が浅いし、純度、純度と繰り返すと、とてもバカっぽく見えてしまう。
これは役者の所為ではなく、脚本の所為だと思う。
御厨早苗が歌う場面も、歌姫ならばその説得力は欲しい。
歌は吹き替えで良かったんじゃ無いだろうか?
役者は他と比べて特に悪いわけじゃ無いのに、この二つの要素が映画を茶番にしてしまっている。
地獄少女の良いところは、藁人形を渡す時に丁寧にチュートリアルがある事と、『人を呪わば、穴二つ』な所。
そうじゃ無いとそこらじゅうで地獄通信が乱用されて、あっという間に人類滅亡でしょ?
あ、でもアイ達だけではとても手が回らないか。