FATMAX夜食のデブロード

コード211のFATMAX夜食のデブロードのレビュー・感想・評価

コード211(2018年製作の映画)
2.7
《ニコケイ映画》としては真剣過ぎ。
《ニコラス・ケイジ主演映画》としては若干弱い気もします!

『どっちだ!コレ?』

と悩み続けて はや四半世紀。(超 大ウソ)
一応結論としては…

《ニコラス・ケイジ主演映画》

という結論に至りましたお疲れでしたーーーーっ!



…終わってイイ?

あ、ダメ。

じゃ続けます。


今回の作品 わりと真面目路線でございまして、全体的なルックを見ても 超低予算や若干テキトー、もしくはブッ飛んでる案件である《ニコケイ映画》と言う事は出来ないでしょう。

基本的に本気で物語を語っております。


リアリティという意味で言えば出て来るのは全員人間でありスーパー強ぇマンの類いは出ておりません。

そりゃそうだ!

実際にあった有名な銀行強盗事件を元にした作品だもの。

〈元にした〉なので実際の事件とは幾分変えてありますが、ケレン味たっぷりなド派手演出とかではなく、話の流れ等を考えた改変です。

事実身内の警官が太ももを撃たれ、時間経過と共に出血で命の危険に晒されるという演出がある時点でリアリティ寄りです。

スーパー強ぇマンなら余裕で走りますからね。



正直なところ、盛り上がりの抑揚には少々イビツな感じがあれど良い部分も結構あって、最高に面白い!なんて言えやしませんが、一概にクソ映画と言い切るのはもったいないとも言えます。

もっと酷い〈ニコケイ映画〉はたくさんある。
コレはだいぶマシな方です。
しかも《ニコラス・ケイジ主演映画》ですからね。


でもやはりクライマックスが上手く盛り上がりませんねぇ。
ポイントポイントで良い所もあっただけにとてももったいない。

そう!
コレもったいない映画です。

もっと良く出来そうな感じのヤーツです。

コレでニコラス・ケイジ完全復活!言っちゃうのはちょっとイカガなモンでしょう…

言うても『ニコラス・ケイジですからね!』


とはいえココしばらくポコポコ見かける《俳優完全復活案件》としてはジム・キャリーの【ダーク・クライム】に比べりゃだいぶマシでしょう。
(内容を失念したのでブルース・ウィリス主演【バッド・ウェイブ】は保留という事で)


無理して観る程でも無いですが、まぁヒドいニコケイ映画に比べりゃマシ。
午後ローで放送されれば何となく観続ける事は出来る程度にはなってます。



…で、
ずっと《ニコラス・ケイジ主演映画》と《ニコケイ映画》を言い分けて来ましたが、

『分類さっぱりワカンネェわ!』

という方も居られると思います。

コレはですね…



ニコラス・ケイジの映画を観ろ!
特に近年のヤツをメインに、たまに古いヤツ観ろ!!
数重ねろ!!!


ですね。
感覚で分かるモノなので。
頑張って下さい。


もちろん《ニコケイ映画》は駄作のみというワケではありません!
【俺の獲物はビンラディン】の様な面白い作品もありますよ!とは言っておきます。