シギ

十二人の死にたい子どもたちのシギのレビュー・感想・評価

2.2
自殺志願者が12人集まって話し合い、全員一致の可決になれば集団自殺を実行することに。しかし集合場所には謎の13人目の死体が!どうなっちゃうの?!的なシチュエーションサスペンス映画。

小説版は12人それぞれの名前と特徴を覚えるのが大変で、もう途中から「諦めたから早く真相だけ教えて、、、」となってしまう出来上がりでしたが、
映画なら目で見て誰が誰か分かるので、小説の補完としては成功でした。

ただ、いかんせん未成年が12人集まって討論して思想をぶつけ合うだけの2時間なので、映像的には盛り上がりには欠けます。

女子たちの過剰演技が目につき、キンキン声で怒鳴り合うシーンが続くとしんどいです。小説では不自然に感じないのに、映像で見ると「十代がこんなにハキハキ理路整然と喋るかね」と違和感がありました。

小説を読んだ人が、「あー、あのシーンはこういう感じか、、、」と確認する以外の目的では、特に見る必要がないかなと思います。

それにしても
全ての邦画に出る男、真剣佑。
出てない邦画がない。
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