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『吹き渡る風に』に投稿された感想・評価

nori007

nori007の感想・評価

1.0
主人公は、撃墜されパキスタンの捕虜となってしまう。そこからのほぼ全編回想シーンで出来た映画なのだ。パイロットと美女の恋愛でルックスこそ「トップガン」のような雰囲気なのだが、ストーリーがクソすぎる。

主人公のカールティは、さしてカッコよくもないのに態度が高圧的。普通の会話をしていても口論となってしまう。インドではまだ男尊女卑の思想が残っていそうだがそれにしてもひどい。現代の映画にはみえない。こいつはサイコパスなのか?
対する女優は超絶綺麗なのに、このクソ男に付いていこうとするところが意味不明だ。何度も口論となるもののそのたびごめんなさいという。ちなみにこれが二時間半続きます。
なんという苦行ムービー。。

ちなみに監督は「ボンベイ」「ディルセ」の巨匠マニ・ラトナム。ここまで落ちぶれたか?音楽はこれまた巨匠ARラフマーン。ただしラフマーンのわりには曲もダメだしダンスも無し。
Baad

Baadの感想・評価

3.8

インド映画392本目は映画賞多数受賞のタミル語映画のヒット作。
********
開催中のインド映画祭ICW2018一の問題作、日本でも公開作の多い巨匠マニ・ラトナム監督の新作です。見た方の評価散々でしたが、やっぱり面白かったのでこのスコア。あくまで個人的な感想なので、映画見て不快になっても責任は取れません(苦笑)。実は、私も若干不快でした。

まず字幕が信頼できない、と言うことで困ったのですが、一応この監督の映画は割と見慣れているので、細かい情報をつなぎ合わせてなんとかストーリーを辿ると、まあ、話はわかる。

ソリの合わない母親のいる家を出るべく女医としてデリーからカシミールに赴任したヒロインが事故の治療で偶然亡くなった兄の友人と出会い、恋に落ちる。しかしその男はちょっと乱暴で自分勝手。それでも恋に生きる2人。一旦別れたものの、パキスタンの捕虜になった恋人の軍人が彼女にひどいことをした償いたい、と恋人との過去を回想する流れで話が進みます。

でもなぜか、この空軍少佐があんまり魅力的に撮られていないんですよ。横暴で自分勝手なんですが、それが元々なのか、若いから未熟だったのか、秘密作戦の携わるための緊張状態で彼女が状況わきまえずにちょっかい出してきてうざかったから一時的に冷たく当たっただけなのか、それとも普通の人だけれど横暴な場面だけ意図的に見せているのだかよくわかりません。

恋人の思い出を胸に、再会して償いたい一心で故郷を目指す話みたいなんですが、その恋愛の話がちょっと一風変わっているので映画に集中できません。

あと、ヒロインの兄が死亡した事故に関わってたらしくて、女医の両親は彼を快く思ってないみたいなんですが、その経緯がよくわからない。

でもって、重要な場面で語られる「私女医だから」の言葉。

う~ん、たしかにこれは強いですねえ。私も女医だったら、恋の相手の性格が悪くても恋に生きられるかも、と思いました。なんかあったとしても逃げて仕事続けられそうだし、会いたい時にひょっこり出くわしたりして主導権握れそうだし。

ひょっとして、自由に恋に生きる自立した美しい女性を描きたかったのでしょうか?確かにマニ・ラトナム監督の映画で男に引きずられないヒロインは初めてかもしれない。彼女の男性の趣味は正直よくわからなかったんですが、ある意味爽やかだったかもしれない。普通の恋って他人から見たらそんなものかもしれないし・・・

なんというか、全く爽快感のないアホらしい恋愛のお話でした。でも、こういうやりたい放題の映画、嫌いじゃないです。カタルシスはないですが、罪もないですから。

ダンスシーンとかアクションシーンとか無駄にお金かかってます。
ダンスシーン、よくできてるんだけれど、これも最初の一本が素晴らしい以外なんか変なんですよね。
まさか、大金かけて他人の恋は犬も食わないって作品を撮りたかったということはないと思うのですが、この監督結構なんでもありの人なんで、そうなのかもしれません。

風景とヒロインのアディティ・ラーオ・ハイダリーが美しかったので、私は満足しました。

最後に、インドの女医さんて、診療中でも腕輪ジャラジャラしてるんだろうか?
これ、すごく気になりました。
(2018/9/22)

いろいろ言われていますが、この映画、公開年度のタミル語映画のヒット作で、各賞総なめにしているんですよね。ですので、一般的な意味では成功作で、主演のアディティ・ラーオ・ハイダリーは本当にこの映画に出演したことを誇りに思っているようです。アディティは新作のプロモーションに入っているようで、この映画の挿入歌を自ら歌って観客が温かい拍手を送っていたりしたので、タミルでの評判はとても良いし、音楽も評価されているようです。

あと、アディティがプロのダンサーでもあるため、ダンスシーンのレベルも高いですし、シリアスな内容な割に数は多すぎるぐらいです。

これ、恋愛映画というよりマニ・ラトナムによる『卒業』的な映画ですね。おそらく恋愛よりめんどくさい親からの自立がテーマなのだろうと思います。
そういう面では評判の良かった『アルヴィ』なんかより具体的な処方箋を示している。

台風で関西での上映がなくなったのですが、ぜひ関東圏以外で再上映してほしいと思います。こういうテーマは関西圏の方が反応が良さそう。

マニ・ラトナムはポリコレ的には問題が多い映画少なからず撮っておりますので、そういう点でも別に特異な映画ではありません。

『ロージャー』や『ボンベイ』や『アンジャリ』の無自覚な女性や障害者への眼差しに比べたらこの映画のモラハラや女性の側からのDV容認疑惑など可愛いもんです。
Aditi Rao Hydariがとてもキュート。
あんな男に惚れないでよ!
と思いつつ眺めていました。

ラストの再開で、

まぁ、許すことにしましょう。