それでも、キミを喰べたい…
「東京喰種」続編は、相変わらずグロ気持ち悪くて独特の世界観。
チカチカするシーンや、禍々しい色遣いが目立ち、全体的に鬱屈とした雰囲気。前作の話を忘れてたので、若干序盤置いてけぼりになったけど、観てたらだんだん思い出した。
やられ役が上手すぎる窪田正孝と、変態な松田翔太の並びが案外良い。こういう漫画原作映画に松田翔太って出てるイメージないから、そういう意味でも新鮮で良き。
前回ヒロインを務めた千眼さんが出家しはったので、代役は山本舞香。全然千眼のことを思い出さないくらいこ、カッコいいアクション決めキメで、もりななとの絡みもGOOD。
ややボリューム感は少ないものの、その分ハイスピードなバトルシーンが多くて、ラストのバトルシーンも見応えばっちり。
ただ、白石隼也の下りが唐突で、展開進めるだけに出てきた感がすごい。原作ではどういうお話やったのかしらんけど、序盤の修行シーン省いて、そのへん深掘りしても良かったのかな。
あと、鈴木伸之も続投したけど、とんでもなく端役でおどろき😲じゃあ出なくてよかったんじゃ…
実写モノには珍しく90分程度で収めたあたりは秀逸やし、飽きない程度の上映時間やなという印象。短いからと言って、ファンしか分からんという訳でもなく、映画から入った人にも優しい。
ただ、パンチに欠けるのと、最後に変な大風呂敷広げすぎたかな？って感じ。
既にあのサイコな世界観がパンチと思えば、それなりに楽しめる作品。
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