素っ気ない演技から、序盤は食レポ・ドキュメンタリーのような印象。
どれも美味しそうな料理の絵はなかなかの見栄え。
映画としては、途中で話が少しドラマチックになってからが本番。
そのおかげか、話の密度はやや薄い気もします。
ただ、物語としては良いお話。
家族のつながり、国境を越えた人間性、歴史との確執。
そして「食文化」が生み出す幸福感には個人的にとても共感。
ラーメンは美味しさだけではなく、幸せを運ぶ食べ物。
その一杯のスープには、色んなモノが詰まっていると思います。
私もいつかはそんな生き方をしてみたい、それが夢です。