IT坊や

ティム・バートンのコープスブライドのIT坊やのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ティムバートン作品。
幼少期、この映画の宣伝を見てしまい、とても不安な気持ちになったのを覚えています。
好きでもない異性から好意を向けられることの嫌悪感や、好意を拒否することの後ろめたさ等、そういった要素を感じて苦しかった気が…。

そんな自分のプチトラウマも、大人になった自分なら乗り越えられるだろうと鑑賞。
うん!ティムバートンらしい素敵な作品!

ホラーなのに可愛いルック、死体であることを活かした面白いキャラデザ、楽しいミュージカルパート。ディズニーランドのアトラクションに乗っている気分で、非常に心地よかったです。

途中までは、エミリーを騙したり、裏切ったりする展開に胸が痛みました。
ただ、ヴィランの成敗が清涼剤として機能していたり、エミリー自身が花婿を譲り成仏することを選択したりと、それなりに上手く話を畳んでくれたなと思います。

一方で、難しいところだけども、エミリーには、自分のエゴを通して欲しかった気もします。
多少自暴自棄とはいえ、ビクターは結婚を受け入れて、2人の相性も良さそうだったし。自己犠牲は美しいけどね…。なんだかね。

そういう切なさもありますが、全体的には非常にキュートで、楽しさ一杯でした。
中々良かったです!
IT坊や

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