『賭博黙示録カイジ』を原案に、中国の新鋭ハン・イエン監督が作り上げた実写映画。
あれ？？私は『カイジ』を見始めたんだよね？？？と思うくらい原作離れしたアクションの数々。でも本筋はきっちり『カイジ』という面白い作品。
中国でカイジが実写化した！なんて、あんまり話題になっていませんでしたよね？
私は知りませんでした（汗）
ネットフリックスは、海外版『デスノート』をプッシュするくらいなら、この作品をもっと押し出して欲しいです。
フィルマークスのマークも百ちょっとですし、画像すら登録されてないマイナー作品扱い……。
全体的にお金掛かっているな～という豪華なつくり。さすが中国。
ただ前半は、あれ？別の映画の広告映像が流れている？と思うくらい『カイジ』さはゼロ。
なんでカイジがピエロの格好をして怪物達と戦っているの？？？本筋とは関係ないシーンでいくらお金を使っているんだろう！！と中国の映画製作事情にただただ圧倒されます。
今作はカイジの限定ジャンケンのエピソードに絞った作品で、主人公の名前はそのまま『カイジ』なのですが、原作のカイジが持つ”クズ”さはあまりなく、映像のスタイリッシュさも相まってダークヒーロー感があり、原作や映画の『カイジ』を見た時のイメージを豪快に塗り替えてくれます。
