前作『ミレニアム』の続編。
今作は完全版で前後編になります。
通常版より長いので注意。
ですが、長いぶんしっかり内容を楽しむ事が出来ました。
前作の事件を解決したリスベットは新たな事件に巻き込まれます。
そしてリスベットの過去が明らかになっていく…。
今回はリスベットがメイン。
前作のリスベットは目の周りを黒くし、他人を寄せ付けない雰囲気でした。
今回は柔らかい表情を見せていたと思う。
不器用なリスベット…。
芯の強いリスベット…。
自分だけで解決したい、落とし前をつけたいリスベット…。
彼女の痛みは共感する。
自分しか信用できないよ。
そして今作も女性に対する酷い扱いがたくさんあった。
味方であるはずの警察の中でも女性を差別するような警官がいたり。
本当に胸糞悪い…!
この作品はある意味女性を虐げる物達への闘いがテーマなところがある。
ミカエルが救い…。
彼女にとっても。観ている私にとっても。
途中、口を破らせる方法がなんかに似てると思ったら必殺仕事人みたい!って思いました。(古っっ)
とても面白く、先がどうなるのだろうと見逃せない展開でした。
が、事件の途中で終わるので『眠れる女と狂卓の騎士』に続いていきます…。