山本Q

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREYの山本Qのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

思い入れがあるのはバートンバットマン。ザックスナイダーは好き。スーサイドスクワッドは仕方ない。DC自体に特に思い入れもなく、映画で見ている以上のことは知らない。
予告を見てもイマイチピンとこなかったけど、監督が女性ということでどういう風になるのかを見に。


あまりレビューで褒めると期待値が高くなり残念なことになることもある。なのでいつも抑えめにしているのですが「ネタバレを使えばいいじゃん」ということに今気付いた。

それでは早速。
凄く楽しかった。ずっとニヤニヤワクワクしながら見てました。
監督のキャシーさんナイス!グッジョブ!!アリガトウゴザイマス!!!
マーゴットロビーがプロデユーサーやってるのも良かったのだろうか。DCやスーサイドスクワッドのしがらみは全然なかった。
内容はメンタル弱い女子が振られて極度に情緒が不安定になったところにギャングの勢力争いが被ってくるというのが大枠だろうか。

とにかく小ネタがこれでもかと隙間に突っ込まれていて意気込みを感じる。ハーレイクインはスーサイドスクワッドの時ほど魅力的ではなかったのだけど、登場人物の関係性で登場人物みんなが良かった。敵と味方があやふやで嘘ついたり騙したり。ちょっとパイレーツオヴカリビアンを思い出して嬉しくなってしまった。
犯罪者を主役に据えるのも難しいと思うけど、警察署襲撃シーンとかハーレイクインの世界観をうまく使ってひどいことしてる風に見せないっていうのから始まり、かなり各所に工夫が凝らされているんじゃなかろうか。
女子キャラもみんな魅力的で良かった。これをみると「オーシャンズ8」ではやっぱりキャラクターというよりは役割が強かったんだと思う。Birds of Preyだと、役割というよりはその人。ハントレスがクロスボウ・キラーって呼ばれてガチ切れしてたりとかは、ぽい確かにそういう人っぽいというのがなんとも。やはり女性が撮ると女子キャラのバリエーションが厚い。それにひきかえ男キャラの雑さ。わざとかもしれないけど、基本変態的サディスト一択っていうのが良いですね。格闘シーンで髭を燃やすのも男では思いつかないシーンで良かった。女同士でも金的やるんだというのも面白かった。遊園地の最後の方で、お姉様方がキッズキッズ言いながらの格闘シーンはアツくなった。
山本Q

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