自己免疫疾患の少年イーライが入院した病院で繰り広げられる恐怖を描くホラー。
ちょいグロあり。
イーライを取り巻く全てが怪しい。
人里離れた隔離病棟
企みのありそうな医師
カルト的な看護師
裏の繋がりがありそうな父
訳ありな母
謎の少女
意味深なアナグラム
遭遇する怪異現象
ホラーとしてのお膳立ては揃い、ジワジワと迫る恐怖演出も良く、陰謀に嵌められたと分かった時は既に遅く、そこからどうやって逃げ延びるのか！？･･･️
というのが言ってみれば正攻法でよくあるパターンのところ、これは突如ベクトルが逆向きになる。
チラチラと伏線があったと分かるのは2回目視聴以降、初見では気付かない。
ただし、
面白い展開なのに終盤の演出が “取ってつけた感” が強く、アメコミヒーロー然としたパワー誇示には興醒めした。特に終盤少年が一所懸命な表情で力を出す演出が稚拙に見え作品自体が子供向けにレベルダウンしてガッカリ。
これは個人の好みなのであれが好きな人もいるかも。
強大な力というのは涼しい顔でとてつもない威力を発揮するもの、オーメンのダミアンのように。
監督 キアラン・フォイ
キャスト
チャーリー・ショットウェル
ケリー・ライリー
マックス・マーティーニ
リリ・テイラー
セイディー・シンク
デニーン・タイラー
カティア・ゴメス
オースティン・フォックス
カイリア・ポージー
パーカー・ラヴイン
