安堵霊タラコフスキー

結晶の構造の安堵霊タラコフスキーのレビュー・感想・評価

結晶の構造(1969年製作の映画)
4.2
ザヌーシというか自分的にはザヌッシの長編デビュー作。

白い雪を主体としているせいもあって、モノクロなのに時折カラーと錯覚してしまう瞬間があったのが中々面白かった。

ドラマ部分は同時代の映画と大差ないんで正直おまけ程度に流し見してしまったが、田舎の寒冷地の素朴な生活描写を望んでいた分その比重が大きい作りになっていたのでその点満足がいったし、人間の瑞々しい運動の描写ってのはやはり映画の醍醐味の一つだなとつくづく感じ入った。