吉良吉影

シャドーの吉良吉影のネタバレレビュー・内容・結末

シャドー(1982年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

イタリアでミステリー作家の男の周辺、次々におきる美女連続殺人事件。犯人は一体誰なのかという王道ミステリー。今回は完全にヒッチコック寄りの作品。
デ・パルマの『殺しのドレス』でもカミソリが凶器だったが、1980年代のミステリー映画はそれが定番だったのか。
犯人だと思ってた人物が悉く死んでいったので、最後までしっかりと騙された。
今回殺害シーン控えめだと感じたが、最後のジェーンが手首を斬られて白い壁に真っ赤な血が噴き出すように染まっていくシーンは印象に残った。
最後にピーターが自害するシーン。完全に首から血糊みたいな血が噴き出すが、それを逆手に取った本当に血糊でしたトリックに笑ってしまった。
女性ばかりを殺すシーン撮ることで女性軽視の非難を浴びつつ、しっかり自分の軸をブレずに撮りたい作品を造りつづけるので、本当に異常な性癖の持ち主。

「相変わらずのこのノリノリなBGMはどうにかならないのか笑」
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