プラス松竹
猫の死体とそれに伴う虫描写が序盤ガッツリ、中盤一瞬出てくるので注意。
「キュインキュイン!」ってライダーベルトみたいなタイトルの出方に笑ってしまった。なんかマッチョな世界観の話かなと思って見てたけど、ひづるの「なめるなよ」でこれ良いかもという予感。しかしその後結局彼女を取り合うという構図はさして変わらずかつて亡くなった女性の代わりの容れ物みたいになってるのが残念だった。リングに上がろうと(そもそも上がれないのがおかしいが)「自分にも痛みはわかる」といわんばかりに刺青を入れ極太ピアスを開けるひづる。「私とボクシングをしろ」と言い放ったかと思えば「男はこういうの好きなんでしょ」と炊事場に立つ。藤井かほりの顔が仏像というか、そこからインスピレーションを受けたウルトラマンのような雰囲気で超越的な存在感もある。キャラとして良過ぎ。
男同士がわちゃわちゃやってるのは正直どうでもいい。フィルマークスのは違うけどひづるがメインになってるビジュアルがあってそっちなら、ひづる主人公解釈なら見れる。