TOKYO FIST 東京フィストの作品情報・感想・評価

「TOKYO FIST 東京フィスト」に投稿された感想・評価

普通の営業マンだったはずの主人公が、後輩であるプロボクサーとの再開をきっかけに、彼女ともども日常からはかけ離れたエライ遠くまで行き着いてしまったものだ。

塚本監督の映画は予定調和とかやっぱりこの展開ね、みたいな一般人が想像できる範疇は軽々と超えて来る。
発想が異次元だし、それを映像化してしまうので、もう笑うしかない。
わかな

わかなの感想・評価

3.5
ぎゃーーーー笑笑 行き過ぎた演出が感覚的に痛い、痛すぎる。青色の中に秘めた熱いものが爆発していた。ラスト曲の疾走感もたまんない。
痛みを感じて強くなろうとして行く人達の狂気。無機質な世の中にそういうのを求めるのは普段とかけ離れた生活を送りたいからなのかもね。そういうものへの賛歌って感じの映画。
あといちいちセリフが面白い。のと藤井かほりが滅茶滅茶美しい。
この頃の塚本晋也監督の作品大好き。
もちろん今も好きですが。
ある種、神がかっていた。
『鉄男』からの初期からメジャーへ行く過程の中初期?作品。
『鉄男Ⅱ』のブルーとオレンジがここでも効果的に使われていて新宿の冷たいブルーの都市風景、ボクシングジムや小島(塚本耕司)のアパートの窓から差し込むオレンジ。
冒頭のリングの上で十数人のボクサーがシャドーボクシングする演劇的な光景と、腕を✖に組んで叫ぶボクサーに掛かるキュピィィィン!!( ✧Д✧) と言う効果音、塚本晋也監督はボクシングをテーマにしながらボクシングをまともに描く気は無いとはっきり分かります。
ありえない量の噴水みたいに吹き上がる血飛沫やバケモノみたいに腫れ上がった顔面、『鉄男』と同じくグロテスクに変容していく肉体はここでも描かれて『東京フィスト』はSF的シークエンスを取り除いた『鉄男』の外編的な作品だと思います。
クライマックスの小島のボクシングシーン、怪物化していく小島とベットの上で悪夢的世界に取り込まれていく塚田(塚本晋也)とタトゥーとボディピアスに金属棒のスカリフィケーションを施した古代インカの戦士の様なひづる(藤井かほり)三者三様の幻想的な結末。
そしてまた冷たい都市の風景で終わるのもいい。

ポレポレ東中野が東中野BOXの頃に見ました。
Katongyou

Katongyouの感想・評価

3.6
鉄男ほど撮り方が無茶苦茶ではないので、見やすかった。トランシーで悪い夢なのか現実なのかわからん心地よい世界観がたまんない。たまに見せるナヨナヨした塚本さんが憎めないような憎めるようなキャラクターでとてもよかった。最後は一心同体になったってオチでいいんだろうかね。彼女(藤井かほりさん、めっちゃいい。ちょい栗山千明はいってる?)はどちらもとらなかったってことで。にしても閉塞感漂う環境の中でグアアアッと地割れが起きそうなくらい叫んでみるって楽しそうですね。原型がわからないほど腫れ上がった特殊メイクはほんと素晴らしいの一言。竹中直人さんの額にある縫合の跡がムカデに見えたわ。w
K2

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3.8
「マインドコントロールするしかないでしょ、心の腐った人間は」

冷たい色でもあるけど一番熱い炎の色でもある青色で概ね統一された本作は、なよっとした性格や闘争心、慎ましい妻とピアス開けまくる女等の反転する二極がボクシングに象徴される暴力に頼ることによって描き出される。

「舐めんなよ」とか「ありがとう、私の体はあなたのお尻ね」とか印象に残る台詞が多かった。

スタローン並みに終始汗ばむ小島。
てぃだ

てぃだの感想・評価

3.7
 おかえりなさい塚本監督(←別にどこにも行ってない)。これは面白い方の塚本映画。いったいどこから血が噴き出てるねんって言いたくなるぐらい変な血しぶきがとぶとぶとぶ。男も女もみんな顔ぼっこぼこ。顔も心もぼっこぼこ。女の妙な肉体改造も含めて「痛み」が強烈に脳みそにこびりつきそうな映画
塚本監督の作品は、とにもかくにも!血が迸る!そして物語も映像、この上なくシュール。基本、採点は甘め甘め。
yh

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3.7
勢い半端無い。
青春(って年でもないが)映画に「鉄男」の要素混ぜたみたいな印象。
アングラでエロティックで王道なボクシング青春ストーリー(適当)
堊

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4.4
塚本晋也 vs the World

藤井かおりの魅力が炸裂してる。誰もが忘れているだろうが、冒頭のせんべい加えて仁王立ちする姿、やばい。

「おまえもうすぐ死ぬんだよ、二度と目覚めないんだよ…」