ジェミニマンのmeraのネタバレレビュー・内容・結末

アン・リー監督の画面は好きなので、映像は好きなシーンが多かったです。避暑地のプールとか、各地の家や建物の感じとか。

凝った撮影方法だけれど、映画館の環境は2Dの普通のところで観たのですが、それでもめちゃくちゃ画質がよくて、冒頭の射撃シーンで手のアップが映ったとき、こんなにクリアに人の手の大写しを観たのははじめてかも…と思いました。手のひらを映したら指紋まで全部見えるのでは。

出てくる３人のウィルスミスは全員本人が演じていて、フルCGの映像技術で若くしているそうで、ぜんぜん違和感がなくてびっくり。これだけクリアな映像なのにすごいー

内容はともかく、映像的に映画館で観て良かった映画でした。

ウィルスミスは特にファンというわけではないのですが、このフォーマットはすごくいいなあと思いました。

若い頃からずっと好きな俳優が50〜60代になったときの主演作として、現在の渋い彼と、過去の若さあふれる彼を同時に観て、最高のアクションで二人が闘う、恋愛要素はほぼなし、という映画、ファンにはたまらないのでは。