ダビンチ

虐待の証明/ミス・ペクのダビンチのレビュー・感想・評価

虐待の証明/ミス・ペク(2018年製作の映画)
4.0
こんな私でも母親になれますか。
最近日本でも特に問題視されている児童虐待について描いた衝撃作。
全編に渡って、暗く、そして重苦しい雰囲気が漂う。
そして虐待シーンの描写も容赦なし。
本当に観てて辛いシーンばかりだったけれどそれでも観なければいけない作品だと思います。
撮影も素晴らしく、ハンディで切り取られる力強い画が印象的でどうしようもなく苦しい場面を演出していました。
あとは何と言っても主演を演じたハン・ジミンさんの体中から溢れ出る気迫、思い、強さを感じる力演が見事でした。
キャスティング、素晴らしいと思います。
虐待は証拠が掴みづらい。
証拠がないからといって何もしない警察はおかしい。
子供が死んでからでは遅いんですよ。
今一度、考え直すきっかけになる作品だと思います。
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