ベトナム映画が好きだし、期待通りの空気感、世界観で穏やかな気持ちで観られた。なのに、最後で一気に急展開して、ビックリして終わってしまった印象。
ある意味では、こういう映画の王道とも言えるべき内容だけど、バディ映画でもない二人の距離感、特に屋上の看板でのシーンがとても好きだった。
同じ人間性ではない二人が、ちょっと引っ掛かりのある部分から通わせる心の交流が、なんとも微妙で絶妙。この時間内で、しっかり描けている。
ただ、第三夫人のやつでも思ったけど、ベトナム映画って、なんとも表現し難い、洗練された狂気をすこーしだけ出してくるなぁ。この映画でも、それを感じた。
面白かったです。