ソン・ランの響きの作品情報・感想・評価・動画配信

「ソン・ランの響き」に投稿された感想・評価

moon

moonの感想・評価

3.9
冒頭いきなり繰り広げられる借金取りの荒技には一瞬何が始まったのかと思ったけど、その後で明かされるユンの痛み、二人の間に流れる友情を超えた関係性が妙に心地よくてずっと見ていたかった。ベトナム特有の空気、匂い、ゲームのピコピコ音、ソンランの響き、果たされぬ贖罪…直接の性愛描写は一切なく、ベトナムの伝統芸能カイルオンに全てを重ね合わせる演出も巧み。
ベトナム映画がここまで進んでいることに驚いたと同時に日本映画の未来を憂いだ。
これはまた見たい
みゆき

みゆきの感想・評価

3.9
コロナのせいで見送ったベトナム映画。
それぞれ悲しい過去を持つ、借金取りの男とベトナムの伝統劇「カイルオン」の俳優が心を通わしお互いの人生に大きな影響を与えていく物語。

1980年代のサイゴンが舞台。
とても美しい映画だった。
朝も夜も。室内も外も。電線すらも。
音楽はもちろん素晴らしいし、主演の2人がめっちゃイケメンで文句のつけようがない。
先日観た「窮鼠」のような露骨なシーンは全く無くて、ただ話をしてるだけなのに、静かに影響を与え合ってるのがとてもいい。
伝統劇「カイルオン」にもしっかり尺を取って丁寧に描かれているので、初めて「カイルオン」を知ったけどすごく面白かった。
アイザック歌上手い💖

実はベトナム映画を観たのは初めてなのに、懐かしい気持ちになるのはなんでだろう〜🎶
ベトナム戦争映画の観過ぎかもしれない。
kangaroo

kangarooの感想・評価

3.8
最悪な初対面から、一夜で通じ合う2人が朧げで美しい。

2人で夜中に食べてた麺料理と、朝に飲んでたビニール入りの飲み物が何なのか気になってしょうがない。
Jaya

Jayaの感想・評価

3.1

このレビューはネタバレを含みます

ソンラン、凄く美しい響きでした。全編通して多少くすんだ電球色のような色使いで、レトロな雰囲気がよく出ていて美しかったです。ユンがかなり役にハマっており、惹き付けられました。

話し自体は凝ったものではなく、かなりシンプルです。妙な伏線がない分、すんなり観ていられました。画面構成も美しいものが多かったです。ラストの流れる血の描写はグッとくるものがありました。ただ、舞台上を映しているときだけ、少し撮り方が、変わっているように見えたこと、観客のエキストラ(?)の泣き方がわざとらしかったこと、カイルオンの演者の声が明らかにマイクを通していたこと、その辺りが気になりました。
また、終盤にユンが刺されたのち、なぜか音楽がBGMに…。そこはカイルオンの音楽にすべきだったとおもいますが…。

宣伝文句には「友情が愛に変わるとき」などとあったと思いますが、少なくともそう受け取れる部分は皆無でした。友情を超えるという意味では理解できますが、友情に対比させる意味での「愛」では文句として不適当では?

全体として映像の美しさと雰囲気は間違いなく良いものがありました。加えて、カイルオンの魅力も出ており、実際に観てみたい気持ちにさせてくれる映画でした。
静かで美しい映画。
表現が過剰じゃないところが最高に良い。でも揺るぎない確かな感情を随所で感じる。人物の内面はもちろん、劇の映し方、サイゴンの夜の街並み、回想シーン、歌、タイトルにもなっているソン・ランの響き、本当どれをとっても美しい。

同じような孤独を抱いていることがわかってからのユンとフンの心の接近具合がとっても自然で心地良かった。

タイムトラベルの話と本の文の引用が印象的。決して幸せな終わり方とは言い難いけど、前向きな気持ちになれた。もう一度観たい。
sasho

sashoの感想・評価

3.7
映画としてよくまとまっていた。
変にLGBTQであるような苦悩みたいなものは描かずそれでいて男と女では描けないもののような人と人の関係を描いていると感じた。
主演の人ずっと同じ表情な気がするけどこれでいいの?ってなる。
AN君に出会って、世界が色付く Vol. 2 No.3

2020-237
ERI

ERIの感想・評価

3.5
オールナイト3本目は「ソン・ランの響き」です。ちょっと流石に眠たくって所々気づいたら目閉じてるときあったけど、寝落ちせずに最後まで観れました。笑

想定外にユンとリン・フンが惹かれ合うまでの時間が長くてなかなか2人のシーンがなくて驚く。前半はユンがどんな生活をしていてヤクザの仕事と趣味とを描いたりしててそれはそれでゆったり進む。

時代は80年代のベトナム、サイゴンの街。それはそれでタイムスリップしたみたいだったな。ユンの趣味はファミコン。ゲームを一緒にして2人の距離はグッと縮まるの。
無

無の感想・評価

3.0
想像してたような話とは全く違って愛に飢えた孤独な青年が自分とは価値観の違う同年代の男に過去の母親の姿を見いだし惹かれていく…という物語でBLでもブロマンス映画でもない。
言いたい事は分からなくはないけど、主役の二人の演技が邦画で例えるとEXILEとジャニーズのコラボ的な棒演技なのでイマイチ話に入り込めず、そしてベトナム映画らしいテンポや間合いを掴みきれないまま終わってしまった。
ベトナム映画の多くは、伝えたい事をストレートには表現せず、あえて直接的には触れずに匂わせるような作風の物が多くフランス映画の影響を色濃く感じる。
個人的にはシンプルな作品の方が好きなので二人がお互いに好意を持ってるならもっとはっきり描いてほしかった。
借金取りを生業にしてるユンが催促に向かった家の娘が「ハイ・フォン: ママは元ギャング」で借金取りの母親の娘役、「第三夫人と髪飾り」にも第二夫人の娘役でも出てきた少女がまたしても登場したのには噴くw
ベトナムの芦田愛菜かと思うほどの売れっ子ぶりだけど、三白眼で凛々しく芯の強そうな雰囲気があって確かに起用したくなる魅力のある子なので納得!
あと、回想シーンに出てくる少年もどこかで見たな…と思ったら先日鑑賞した「草原に黄色い花を見つける」の主役の少年だ。
映像の薄暗い感じやボロボロの建物、袋に入った飲み物等「黒い眼のオペラ」に近い雰囲気だけどあちらの方が監督の主張が簡潔で分かりやすくて良かった。
ユン役は綺麗なベイスターズの梶谷似で、リン・フンは塚本高史+KAT-TUNの中丸を足して二で割ったような顔でどちらも切れ長の目と奥二重が印象的で二人の持つキャラクターは悪くなかっただけに話にパンチと深みがなく物足りない。

予告編
https://youtu.be/KwvKUI6nt_4
mro

mroの感想・評価

-
2人の愛を特別なものとして描いていないのが良かった

夜のサイゴンの街並みはこの上なく惹かれる
hiromi

hiromiの感想・評価

4.8
どのシーンを切り取っても印象的で美しい。ラストが想像できるだけに尚更物哀しく切ない。

たったの3日間のお話だったのかと思うと感慨深い。

ガラリと物の見えが方変わる瞬間。
人との出会いの尊さ。

ラストは予想はついたけどやっぱり心締め付けられた。
切なく美しかったシーンの数々が、その輝きを増す。

異国の風景だかそう感じるのもあるのかもしれないが、建物、壁の色、窓の格子 そこから差し込む光と陰がその都度織りなす表情の美しさ。

ボーイミーツボーイ、って書いてあるけど、もしかしてBLだったの?

何年後かにまた観ても、色褪せてなさそうな作品。
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