東京国際映画祭デビューった。本作は日本映画スプラッシュ部門で上映。玉田企画という劇団で上演された同名演劇の映画化です。演劇はまだ一回しか見たことないけど、なんと言っても気まずさとリアルさがウリの劇団。
大いに笑った。マウンティングと性と友情についての、おぞましくもおかしい、これでもか!とグラつき続ける100分の密室会話劇。刺激的な会話の応酬に、シドニー・ルメットとバカリズムと濱口竜介を感じた。ていうか演技が完成されすぎてて鳥肌が立つレベル。ちょい役太賀くんと村上虹郎くんも存在感あるけど、ほとんど見たことない俳優の中でも彼らが全然浮かないのが、他の俳優たちの強さだよな〜。
「会話劇だけで場の空気がどんどん入れ変わる」監督はそういうのが好きらしい。僕もそういうのめっちゃ好きだからもっといろんなの見たいな。