このレビューはネタバレを含みます
監督・脚本 田中征爾
主演 皆川暢二
東大卒、無職。
高校の同級生の女の子に後押しされ、銭湯で働くことに。
全体として会話が好きだった
銭湯、家族、彼女、噛み合っているようでよく考えると意思疎通取れていない。でも現実は進んでく。
副島さん(吉田芽吹)、優しい。働いてないことに対する受け止め方。全然タイプじゃないのに可愛く見える。
面白いのは殺しの現場見て、手伝うことになりもらった深夜手当。思ったより高額で不安どころか嬉しさがこみ上げる笑
夜のバイトについて年下の松本がリーダーとなることに釈然としない、居場所を奪われたように感じる主人公
ラストの殺しのシーンと顛末は凄かった笑脚本秀逸だと思う。
撃たれた松本を実家に運んで、お母さんが救急箱持ってきて消毒し、田中の愛人を囲んで夕飯、松本治って、お風呂屋さんの仕事も大変ですね!
こんな丸く収まるわけないだろうと思ってたら回収するように不吉なモノローグ。全部含めて好きな作品だった
○シーン
副島さんとの再会シーンのぎこちないやり取り好き。会話で職に就いてないことを悟られないようにするところがリアル
○会話
東大なんすか?
・・・、そうだね
やっぱり風呂が好きなんすか?
・・・(安堵)、そうだね
父
お風呂屋さんの仕事も結構危ないんですね
2021.68