せきね

暗数殺人のせきねのレビュー・感想・評価

暗数殺人(2018年製作の映画)
4.0
無念を晴らす、必ず。

殺人犯に殺された人達は確実にいるのに、失踪事件として片付けられてしまう。

残された人達は何年も何十年も、やりきれない思いを抱えて生きています。

実話だということが全てですね。
感情を揺さぶるような演出は簡単に入れることが出来たはずです。
でも、それをしていない。
無駄な演出を入れて訴えかける必要がないんです。
淡々と、静かに、一人の刑事の執念を描くことに徹しています。
そのセンスは素晴らしかったですね。

本物の正義感を宿した人がいることで、どれだけの人達が救われるか。
改めて感じられる作品でした。
せきね

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