こぅ

妻の死の価値のこぅのレビュー・感想・評価

妻の死の価値(2007年製作の映画)
4.5
'20春のホラー/ミステリー祭13

マスターズ・オブ・ホラー シリーズ⑤/⑥

【クライモリ】のロブ・シュミット監督による、
【◯念ホラー】。

山道をドライブ中に不慮の事故にあった夫婦。夫のクリフ(マーティン・ドノヴァン)は奇跡的に軽傷で済んだが、妻のアビー(ジュリア・アンダーソン)は意識不明の重体になってしまった。安楽死か、延命措置かの選択を迫られる夫…。

前回の本シリーズ暫定1位作を早々に凌いだ本作。
男女の愛憎、人間の欲深さ、怖さをプロットにホラー
としての醍醐味、サスペンスとしても文句無い58分
に昇華。

ショッキングな冒頭の◯◯シークエンスからも
途中も【腑に落ちない】箇所があるのだが、終盤
の冒頭の回想で、しっかり納得(回収)出来た。

萎えるようなクリーチャーを出さず◯霊という
古典的⁈なアプローチを踏襲。

ホラーとしての【エロ&グロ】もしっかり押さえて
いる(おっぱい星人向け〜)。

クライマックスの展開、◯剥ぎシークエンスは最大
の見所で、直後のオチは読めたが、まだちゃんと
お楽しみの用意が、、。


一見、蛇足か⁈いやいや、、
サラッと見せて、本作の【怖さの本質】が静か〜
に分かるラストカットが秀逸。


残す大トリは、、
【御大ダリ男監督】を前に高スコアで、迎え討つ‼︎

*主演のマーティン・ドノヴァンって、ハル・ハート
リー監督作品の常連さんかぁ。
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