抹茶マラカス

プロジェクト・グーテンベルク 贋札王の抹茶マラカスのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

警察に捕まっている男が、画家を名乗る偽札集団の首領に見込まれてのめり込んでいく様子を回想する。彼自身、画家だったが贋作画家になるしかなかったのだ。
という体なのだが、まあそりゃこの語り手信用できねぇよなってことで香港版ユージュアル・サスペクツ。そこに恋愛ベースだったり、画家である主人公にも負う警察側にも喪失を盛り込んだり、香港ノワールらしい銃撃戦を織り交ぜたりと手を尽くしているがかえってユージュアルサスペクツ的な見事さを隠している感じはある。