カナダ映画。
自分の住む町や、自分を取り巻く環境に嫌気が差している17歳のレオニーの日常を描く作品。
もっと青春映画しているのかと思いきや、淡々とした構成。
地方に住む10代あるあるで、共感できる。何か事件が起きるわけでもなく先が見えない感じとか、そのことに若さゆえに苛立っちゃう感じとか。
苛立ちをぶつける先がわからず、「え、そこ?」というところで抑えが効かなくなるのも10代ならでは、わかる。
(10代はとっくのむかしに通り過ぎたけど)
カナダの国民的バンドRUSHの曲が使われているというのを楽しみに見た。流れるのはちょっとだけだけど、使われ方とっても良かった!
原題も好き。「蛍はいなくなった」という意味。
いなくなってしまったのではなく羽ばたいたのかも。普段光らないだけで、蛍の光を持っている人は、ごく身近にいるのかもしれない。そしてちっぽけに思える自分の中にも光はある。