Yukaneko

コルドロンのYukanekoのネタバレレビュー・内容・結末

コルドロン(1984年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

ディズニー史上最も赤字をたたき出してしまったことで有名な作品のようですね。

これも小さいときレンタルで見た気がするな…ブタちゃんに見覚えがあった

城では、かくれんぼや追いかけっこ状態になるため、びっくり演出もあり。
さらに、魔法でチカチカ演出も多い。
ビジュアル面でも、怖い魔王や死者の兵隊など、おどろおどろしいキャラクターや演出がある。
そのため、小さな子どもにはやさしくない作品と言える。

[私としては…]
ディズニーでこんなおどろおどろしいものが見られることは珍しいので、世界観としてはかなり好き!ティム・バートンも美術で参戦してるようですね。
死者の兵隊もホーンドキングもボロボロのお城も好き✨もうそこが見どころ。

けど、ストーリーやキャラクターなど、総合的に見ると他の作品よりも劣る部分が見えてくる。


[画について]
ヘン・ウェンがホーンドキングの手下に連れていかれる様子が「アリス・イン・ワンダーランド」のディーとダムが飛竜?か何かに連れていかれるシーンに似ていた。
荒れ果てた大地の向こうにそびえ立つボロボロのお城、そこへ飛んでいく飛竜。

「ポカホンタス」は血が出ないのに、本作は、ターランが口から少し血が出たり、ブラックコルドロンにもおどろおどろしい血が浮かび上がる?ようなシーンもある。「ポカホンタス」は血が少しもなく、違和感でしかなかったけれど、どのくらいまでが許容範囲なのでしょうか?

妖精がたくさん出てくるシーンに、ティンカーベルがゲスト出演してる。

舟で逃げるシーン。ターランは扉の鎖を解いて、船を出発させるけど、そこで扉に鎖がまたついてるのは作画ミスでしょうか?

エンドロールの古書に描かれたような絵が良かった!


[キャラクターについて]
ヘン・ウェンの未来予知が水に写る様子は良かった。物語がどうなっていくのか、ドキドキが高まる序盤のシーン!

何よりもターランが魔法の剣でホーンドキングを倒してないのに納得がいかない。何なんですかね、あのキービジュアルは…
自信過剰なターランが現実を見て、自分はただの飼育係だと謙遜するから、彼なりに変わることができたってことでしょうか。

そして、エロウィー姫はビジュアルこそ気に入ったものの、見せ場がない。魔法使いなんだよね?光の玉も途中でどっかいっちゃって最後にちゃっかり現れるだけだし…
可愛いんだから、何かに役を作ってあげて!添えるだけ且つ肩書きだけのお姫様なんて可哀想。

ガーギは、ターラン以上に頑張りを見せてくれる。ビジュアルに魅力も感じないし、性格もイライラして途中までは嫌いだったけど、物語を大きく変えるキーマンになったね。すごいぞ!

フルーダーもいるだけ音楽おじさん。敵を引きつけるために音楽を奏でるとか何か見せ場があれば良かったけど、何のためにいるんだ?魅力もないし、いなくても何とかなるのでは?


[余談]
シンデレラ城ミステリーツアーを思い出した。アトラクションがあった当時はこれかホーンテッドマンションかで好きなアトラクション1位を争うくらい私は好きだった。
勇者に贈られるメダル、持ってます。やりたいって自分から言える子じゃなかったけどメダル欲しさにがんばった。
あのアトラクションのように、勇敢な少年は剣を握ってホーンドキングを倒す…のを想像してたんですけどね…
Yukaneko

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