中国の少し前の医薬品事情が分かりやすく、表現されている映画。
慢性骨髄性白血病治療薬のグリベックがモチーフになった話。
スイスの製薬会社はノバルティス社。高額なため、主人公はインド産のジェネリックを仕入れるよう頼まれる。
私が薬局で勤めていた頃、グリベックは高いから扱いに気をつけてねって言われたのを思い出した。
そりゃ、患者側としては毎日飲む薬は同じ効果だったら安い方が良いに決まっているし、いくらダメって言われても、「死ねという事か」ってなるのはわかる。
でも製薬会社も研究開発費が莫大に掛かるから、新薬としてしばらく世の中に出ている間はどうしても高くなってしまうんですよね。
コメディ映画のジャンルになっているけど、後半はほぼコメディ感はなく、しっかりと見応えはありました。