クラシック音楽の作品らしい、静か厳かな雰囲気で進むのは、できるだけ『音』を感じられるような演出なんだと途中から気がつきました。
ピアノやその他の楽器はもちろん、雨や風など自然の音も研ぎ澄まして感じられる作品です。
俳優陣も実力者揃いで、文句なし。
天才ピアニストを演じる鈴鹿央士は新人
とは思えない演技力です。
ピアノコンクールの世界は、たまに日本人がヨーロッパの方で優勝するのをニュースで聞くくらいですが、やってる方々にとってはやっぱりそこはコンペティションの世界であり、常にギリギリのメンタルで生きているアスリートなのでありましょう。
そんな当たり前のことを思わせてくれた作品でした。