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蜜蜂と遠雷のtdswordsworksのレビュー・感想・評価

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)
4.4
月光の中での塵との連弾と、環境音を受けて始まる母との即興。この2つが出色の名場面。特に後者は、あぁそうか、美しいものを見たり聞いたりして感じることが生きる喜びなんだなと、自分の生を祝福されたような気さえして涙が溢れました。

ストーリーが大きく展開するようなものではなく、シンプルに音楽を楽しめます。この純度は、超話題作を原作としてこのキャストで製作する映画としてはなかなか挑戦的。2019年を代表する邦画のうちの1本と評して差し支えありません。
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