じょうパン

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密のじょうパンのレビュー・感想・評価

3.9
あんまりミステリー映画は観たことはありませんが、普通のミステリー映画とはちょっと違って、笑えたり、普通にシリアスだったり、家族の関係性みたいなのがちゃんと描かれていたので最後までどうなるんだろうとワクワクしながら観れました。

◻️脚本
序盤からまさかの主人公のカブレラが間違った事で、お爺ちゃんがワザと死んでしまい、カブレラが探偵や警察側にバレないように行動するのが面白かった。もうほとんどカブレラしか原因だと考えられなかったので、ランサムが黒幕だったのは面白い展開でした。でも伏線みたいなのがセリフとかで多く語られていたので、少し疑問に思う人はいるだろうなとは感じました。
最後のランサムがカブレラを襲うシーンでまさかの引込みナイフだったのが良かった。またラストの家の立ち位置がカブレラが家のベランダにいて、家族が外にいる立ち位置が良かった。しかもコップにmy houseと書いてあるのも演出として良かった。
本当に綺麗にまとまっているなと思った脚本でした。ただなぜお爺ちゃんは自分の家族よりもカブレラを選んだのか、カブレラは権利をその後どうするのか気になりました。

◻️まとめ
テイストが少しウェス・アンダーソンに似ていましたが、正直こっちの方がまだ現実味があり好きでした。ウェス・アンダーソンは舞台というか紙芝居な映画なので個人的にはハマらないです。
お爺ちゃんが自殺するシーン以外は比較的誰でも観やすく楽しめる作品になっていると思いました。

2024 57本目
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