このレビューはネタバレを含みます
面白かった!2作目のグラスオニオンを先に観てから1作目鑑賞。
誕生日パーティの翌日に、多額の遺産と豪邸を残し自殺した85歳のミステリー作家。相続権のない遺産目当ての家族たちと、遺産相続権を得た移民の専属看護師。
何者かから依頼を受けてやってきた名探偵。
若い子捕まえてやたらボドゲ(囲碁)させてくる後期高齢者あるある。お屋敷が立派でステキ!登場人物の人となりがわかりやすく、いかに亡くなったハーラン氏が、家庭内で信頼できる人を見抜いていたかがわかる。ただ、犯行に及ぶ程の殺意を持ってる人なんて、ほぼ一択すぎて推理せずとも直感でわかってしまう展開だった。ストーリーをあとから振り返ると、死なずに済んでたはずの人が二人も死んでしまったの悲しい。
クリエヴァが盾ではなく刃を持ってるの新鮮。ハーラン氏、守ってくれようとする割には隠し窓から入るよう指示したり、変装させたり、怪しい動きをさせすぎ。犯人も同じ方法で忍び込んでたのは意外だった。
勤務中の飲酒やマリファナを断るところに、マルタの誠実さが滲み出ていた。嘘をつくと嘔吐してしまうから誠実にならざるを得なかったのかもしれない。訪問看護協会に属さずして個人依頼を受けたって時点ではヒヤヒヤした。挙句モルヒネ誤投与(後に種明かしあり)、3mgしか必要ない麻薬をたっぷり100mgも持ってくることないやろとか、実質薬液を移す時に混ざってるよね?とか思うことはあったけど、善良な看護師の圧倒的勝利ですっきり!