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インセプションのkeittyのレビュー・感想・評価

インセプション(2010年製作の映画)
5.0
出逢ってしまった...思わずベストムービー2位にランクイン。そしてやっぱり水没させられるレオ様。記憶が新しいうちに2周拝見しました(1周目→字幕。2周目→吹替)。

私は日常的に明晰夢がみれるので、その話をすると絶対観た方がいい!とインセプションおすすめされて視聴。共感するシーンがたくさんあった。一度の睡眠(鎮静?)に対し夢が何層にも渡っていたり、夢と現実を見分ける仕組みを作っていたり(トーテム:作中ではコマが回り続ける=夢の中)、建物に対して垂直に歩けたり、キック(夢の中でも衝撃を与えたら他の階層に移れる?)が存在したり、夢あるあるがたくさん出てきて面白い。潜在意識や夢に関して、解明されていない部分が多いからこそ、ざっくりした設定でもなんとなく理解して世界観に入り込めるのがすごい。クリストファー・ノーラン監督の作品実は初めてだったけど秒でFan!に追加。

カフェテラスのシーンで「どうやってここにきた?」って聞かれ、夢を共有する訓練でしたーって発覚した時めっちゃワクワクした。さらっと時間軸の説明入ってわかりやすかった。

色んな説があると思うんですが「思い切って飛び込むんだ」「この橋みたことある」と言ったセリフと、冒頭とラストシーンから、コブがインセプションされていた?と考察した。あと、モルの正体が少しずつわかっていくのも面白かった。家に帰れないのは、コブ本人は追われていて帰れないって言ってるけど、帰ってしまうとモルのことが脳裏によぎってしまうという意味で心理的に帰れない状況を追われているという夢の中の設定にしてあるのか?とか夢から現実世界へ帰れないっていう意味なのか?とか色々深読みしたくなる。

ハッピーエンドではあるけど、それが現実かどうかはわからない魅せ方、解釈をこちら側(視聴者)に委ねるラスト好きすぎる。

あと、このストーリーを通して「人によって形、重さが違う。自分のトーテムは触らせてはいけない」「夢を重ねすぎると不安定になる」「親のまねをせず自分の道を行け」など、『他人の夢に左右されない』かつ『自分(潜在意識)との闘い』っていうメッセージが込められてるように感じた。

コブとこどもたち、会長とその息子のように、パパたちの潜在意識の中にこどもがいることが素敵✨

結構序盤に撃たれたさいとうさんがかなり心配だった。渡辺謙さん英語で喋っててかっこいい。
また何度でも見返したい作品でした。
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