ずっと気になっていた作品、やっと観ることが出来た。
"ハンガリー動乱"をきっかけに高校生達の運命が大きく動いてしまった。
純粋な気持ちは分かるが「なにも授業中に黙祷せんでもええのに」とは思ったけど、当時の東ドイツの中で共産主義を押しつけるソ連に対する憎悪、国民を監視して自由を奪う国家に対する反発がそれだけ大きかったのかな。
同志ケスラーの尋問がとにかく陰湿だった!家族情報握って執拗に追い詰めていく。
ずっと反対していたエリックだけが結局処罰されてしまって、何か本当に気の毒でいたたまれなかった。彼が一番の被害者だったな。
この後ベルリンの壁が出来て東西が分断された事を考えると、西ドイツに渡って卒業試験を受けることが出来た生徒達は幸せだったのではないか。
東ドイツに残った家族や生徒はその後どうなったのだろう?