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ラ・ヨローナ~泣く女~のlvsのネタバレレビュー・内容・結末

ラ・ヨローナ~泣く女~(2019年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

一応死霊館シリーズのスピンオフという事なので評判悪いのを承知でレンタルしてみたが、これは別に観なくてもいいやつだった。アナベルに吹き飛ばされた神父が出てきた事以外は一切関わりがないと言ってもいい。

基本的に登場人物全員が無能なので誰を応援する気にもなれなかった。
母親は自分の家族のケアが出来ていないのに他人の家族をケアできるとは到底思えないし、子供達が二人ともあんなに怖い体験をしたのに「転んだだけ」としか母親に言えないのは異常な家庭だと思う。母親も、あれだけ霊障を体験しておきながら無償で手を貸してくれた元神父の技をテレビで観たマジックだと言ったり、いっそラヨローナの方を応援したくなるくらいのダメ親っぷりを発揮してくれる。
兄のクリスとは対照的に今作最も足を引っ張るのは妹のサムで、あれだけやってくれて誰も死ななかったのは奇跡だとしか言えない。
他にも、神父が家族を1回囮にしてみてそれを咎められたり、そのシーンいる?ってカットが多々あった。

ラヨローナも、色々まじないや儀式を試した結果結局物理攻撃で倒しちゃうし、これは死霊館シリーズ全体に言える事だが、神<悪霊<悪魔<物理攻撃というパワーバランスはなんとかならんものか。

後ろからシャンプーしてくれるラヨローナさん、もうちょっと頑張って欲しかった。
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