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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者のpunditのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

30年続くシリーズの終わりという事で、ドルビーシネマ(+3D)をチョイス。
家族で1万越えですよ!
それでも見てよかった!

イナゴの大群や処女懐胎、巨大企業の陰謀など西洋的な価値観に違和感を覚えるのは致し方ありません。
神格化されている第1作ですら最初に見たときのオモチャの箱庭感に、原作ファンの私としては不満でした。
それを覆したのは、まるで生きているかのような恐竜や素晴らしいアクションの数々。
スゲーもの見た感が半端なかったことを思いまします。(マジで怖かった)

それよりも、1作目へのオマージュが随所にあって過剰ともいえる接待を受けた上に、
トレボロウ監督のくどいほど重ねられるアクション(これ誉め言葉)のつるべ打ちに大満足です。

いいなあと思うシーン
-橋を渡ったメイシーが誘導される恐竜を見守る所
-クレアの沼潜り
-ピロラプトルの氷上から水中にもぐる場面
-マルタ島の恐竜密売の闇市場を牛耳る女(ディーチェン・ラックマン)のたたずまい
-そのラックマンのポインタでオーウェンをマークする瞬間
-マルタ島のバイクチェイス(マルタ島アクションは爆上がりでした)
-バイオシンCEOであるドジスンの「ティム・クック」感(これが現代のラスボス)
 しかも1作目に出ていた!
-オーウェンとアランの「動くな」かぶり
-終盤の女性2人の電源切断の下り
-コントールタワーに逃げる7人のアクションのくどさ(褒めてます)
-メイジーの母が席を立ち上がった瞬間
-劫火に焼かれるイナゴの大群がなぜか美しく見える様

1作目オマージュ
-アラン博士の登場シーンと帽子のこだわり
-マルコム博士のカオス理論(30年前からブレてない)
-エリー博士の恐竜好き(これもブレてない)
-松明を振るマルコム博士
-車の陰に隠れてやり過ごす場面(人数増えてるし)
-電撃の強さに「よく知っている」とアラン博士
-一瞬映った錆びたシェービング・クリームの缶!
-エリマキトカゲの必殺技
-ここぞと流れるあのテーマ

時々、くどい主張やら説明台詞をやら聞かされるのが玉に疵ですが、
3人の女性(エリー、クレア、ケイラ)が自然と行動している姿に勇気を貰いました。
でも一番かっこよかったのは恐竜密売の闇市場の女商人じゃないかな。

もし、何年かして続編を作るのであれば、
「マンダロリアン」のようなTVシリーズでサイドストーリーを作って欲しい。
いや、すでにそれらしきものがあるようですが。


映画『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』プロローグ映像
https://m.youtube.com/watch?v=uQe-4sZsiQ0

Battle at Big Rock | An All-New Short Film | Jurassic World
https://www.youtube.com/watch?v=C7kbVvpOGdQ
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