過去作を知るコアなファン向けの作品でした。それ以外、評価できる要素が皆無で、大金をかけたB級映画にしか見えませんでした…。熱狂的なファンの方、辛口コメントのほど大変申し訳ありません…。
正直言って、すごく期待していた分、ガッカリ具合が半端ないというか…。偉大な作品の完結編であるのに、過去作のオマージュというより、焼き直しとしか感じられない安易な演出とカット、それに、寒すぎるジョーク…。製作陣よ、どうした?とすら思うほど酷い出来栄え…。内容もありきたりの域を出ていません。
ジュラシック・シリーズは、人類と恐竜(いわば、生きとし生けるもの)の共生を謳う屋台骨に、生命倫理と科学技術との葛藤、それに、高度な3Dグラフィック映像の迫力を掛け合わせた、パニック映画の新境地を象徴する名作。特に、一作目のインパクトが凄まじかったのを覚えています。
だからこそ、フィナーレとしての矜持が見たかった…。
今作単体であれば、恐縮だけどスコア2点が精一杯…。シリーズの偉大さを考慮した採点です。
本当にこれで最後なのかな…。