巨匠が手がける不朽の名作遂に鑑賞してきた。
原作は観たことはあったものの取り分け思い入れのある作品というわけでもなく、今回のリメイク版も正直ものすごく期待してたわけではなかった。
けれど蘇る懐かしい名曲に、まるでその場で本物の舞台ミュージカルを観てるかのような臨場感のあるダンスとカメラワーク、そしてマリア役レイチェルの透き通る歌声とトニー役アンセルの優しいハーモニー...もうただただ感無量でした。
特にMamboのダンスシーンは圧巻の大迫力。
歌に関してはやっぱりなんと言ってもTonightのデュエット。レイチェルの声が想像以上に美しすぎて涙ちょちょぎれました。
ドラマSMASH時代からスピルバーグが手がけるミュージカルのテイストが好きだったけれど、今作観たらもう脱帽です。
割と重要な部分のストーリーが原作から変わっててそこは賛否両論分かれそう。
個人的にはこれはこれで一つのエンディングとしていいんじゃないかと思う。深い憎しみを抱き合っていたそれぞれの「親」がいなくなって、「子」が憎しみの連鎖を徐々に断ち切ってこれから新時代を作っていくって感じがするので。
あと大人になってから観直すとまた作品に対する理解が深まり違った印象になるんだなと思いました。
そこまで大きな期待はしてませんでしたが、不朽の名作を臨場感満載・大迫力の画面と音で楽しめるので、これは劇場で観るべき一作。悪いこと言わないので上映終了する前に今すぐ劇場行ってください(笑)
