琥珀

ウエスト・サイド・ストーリーの琥珀のレビュー・感想・評価

4.0
結論から言ってしまうと、
「やっぱりオリジナルの方が好き」

元々オリジナルが好き過ぎるから、本作を観るのは怖かったんですが、
予告をチラ見する限りではオマージュ的な要素が多いようだったのでやっぱり観たい!と上映終了間際にギリギリ鑑賞。

オープニングの口笛?から高まるっ!😆
どの曲のイントロ聴いてもニヤニヤしちゃう♫
行き着く先が分かっているからこそフライングで泣けたりもしちゃう。笑

オリジナルより上映時間が長いだけあって、オリジナルにはない人物描写や掘下げがあって見応えあり、キャラクターに深み?は出たかな、と思います。

でも曲のアレンジも順番もやっぱりオリジナルの方が好き♡
無理に変えなくても、、、って思っちゃいます。
「Cool」はサブリーダー的アイスの見せ場だし、ストーリー的にもリフの死後の方がしっくりくるし、
「I feel pretty」の恋に浮かれている感ははやっぱり前半にあった方が良い気がするし、
「Somewhere」は二人に歌わせて欲しかったし、
「America」でのアメリカ批判をするベルナルドをいちいち「Ha!」って制するアニタもオリジナルの方が良かったなぁ、、、

ダンスホールでの一幕。
円形になる際に、リフとベルナルドのペアが先陣をきり、それぞれの仲間が追従するシーンも本作はなんだかしまりがなくダラダラ感。
オリジナルの各リーダーが指を鳴らすのを合図に集まるのが何気にかっきぃのに〜✨
パートナーを変える(敵対する相手と踊るのを拒否して本来のパートナーへチェンジの)シーンもオリジナルの方がクールな気がするんだけどなぁ〜、、、
その裏で進行しているトニーとマリアの初対面シーンもご時世かマリアがグイグイ過ぎるのが個人的には⤵︎
オリジナルもそこまで内気ではないけど、本作は敬虔なクリスチャン感が薄過ぎたなぁ。。。

チノがあんな?優等生的キャラになってしまったのもなぁー、、、

トニーの過去について少し肉付けされたのは良かった?
オリジナルではただの好青年でしたが、結構危ういキャラで、まだ甦生の中途なんだなぁ、と。

ドクはやっぱりおじさんが良かったなぁ、、、
同性だからこそ寄り添える事ってやっぱりある気がするし、終盤の駆け落ちにやや浮かれるトニーをビンタで諭すシーンも地味に好きだったからなぁ、、、。
(バレンティーナがリタ・モレノとは全く気付きませんでしたが、、、💧)

しかしアニタは今回の深掘りで大分魅力的になりましたね‼︎✨
超・いい女じゃないですか!
大人!
短期で横暴なベルナルドを大きな愛で包みつつ、なんだかんだコントロールしているし、きちんと周りも見えているし、自分のビジョンもある。幼くて跳ねっ返りなマリアの気持ちも理解しつつ、ベルナルドとの仲をとりなしたり。
すんばらしい!👏

概ねオリジナルに忠実で面白かった✨
けど、やっぱりオリジナルが観たくなる♡
とりあえずサントラ聴こーっと♫
琥珀

琥珀