予告編を何度か観たけど、どうもB級臭がぷんぷんする…と公開当時は劇場スルー。Netflixで配信開始したので観てみたら、なかなかどうして結構良いよ!!
そもそも元ネタとなるのは1974年に制作・販売されたアメリカのファンタジー・テーブルトークRPGなんだとか。世界で最初のRPGであり、RPGの原点だというから驚き!!
そしてこちらは同名映画シリーズのリブート的な作品。
様々な種族やモンスターが生息する世界、フォーゴトン・レルム。盗賊のエドガン(クリス・パイン)と相棒の戦士ホルガ(ミシェル・ロドリゲス)は、冴えない魔法使いサイモンと、自然の化身のドリックらとパーティーを組む事に。裏切る形でエドガンの娘を奪い、領主になった詐欺師フォージ(ヒュー・グラント)と対峙する—— 。
クリス・パインが超テキトーな感じのキャラで、バトルになってもロドリゲス姐さんしか戦わないの何でだろう?と思っていたら、エドガンの設定が…
吟 遊 詩 人 ! !
ど お り で ! !
バンジョーをポロロンと優雅に奏でながら歌ってばかりなのは、そういう事ね!!
ロドリゲス姐さんはとことん強くてカッコ良くてマジ惚れる。一生護って欲しい。
軽妙な会話の応酬も可笑しいし、とにかく目の前に広がるファンタジーな世界観は壮大で美しい。あらゆる動物に姿を変えられるドリック(ソフィア・リリス)の変身がめちゃんこ楽しい。
最近、ヒュー・グラントはヴィラン役が多いけど、どこか憎めなくて魅力的。哀れな幕引きは「パディントン2」に通じるものがある。
個人的に「ロード・オブ・ザ・リング」以降ファンタジー作品を観ていないので、もしかしたら王道のファンタジーは20年振りなのかも。ブランクが空いた分、余計に楽しめて、満足度は高め。
エンドロールのイラストも美しくて良き。